モノクロームは単色のことであるが

こと映像の範疇では単色ないしその濃淡で映像を現す様式である。

映像表現としては光の強弱を色のある無しもしくは濃淡に置き換えた形態で、黒を白の上に配して映像表現することが多いことからいわゆる「白黒」がそのまま「モノクロ」と表現される。

こういった映像表現の発生した背景には、初期の写真技術があげられる。

カメラ・オブスクラと呼ばれる装置では、装置内部に投射される映像は色彩のあるカラー映像ではあったが、これを黒のインクないし鉛筆で写し描いた場合はモノクロの映像となった。

後に画家の手は写真乾板に置き換えられたが、初期の写真乾板はアスファルトに光線を長時間当て、これによって光線の当たったところのアスファルトは硬化して洗浄した後も黒く残り、それ以外は基盤となったシロメの白色が見えるようになっていた。

ただ、この露光には8時間を要した。

update:2010年03月05日